6/11/2001号


忘れることのできない名画の数々。世界中で作られた素晴らしい映画の数々を
ご紹介します。作品の選定は私の独断と偏見です。
少なくとも私の心に深く残っている映画は誰かの心にも響くはずです。

グッバイガール  監督 : ハーバート・ロス  出演:リチャード・ドレイファス、マーシャ・メイスン
The Goodbye Girl  1978年 アメリカ映画
NYに住むポーラは33歳の元ダンサー。愛人のトニーが置手紙を残し出て行ってしまい失意のどん底。しかしそんな彼女をいつも見つめている10歳の娘ルーシーがいた。ある日、彼女の部屋に一人の男がやってきた。実はトニーがこのアパートを彼に又貸ししていたのだ。彼の名前はエリオット。一度は彼を追い出したものの交渉の末、共同生活をする事に合意する。ところが、男に対し素直になれなくなってしまったポーラは、エリオットの優しさを受けとめられない。紆余曲折を繰り返しながらも、二人は確実に近づいていった。しかし、ルーシーはそんな母が心配でならない。なぜなら彼女は、惚れた男にサヨナラを言われる「グッバイガール」だったから・・・
私評:天才ニール・サイモンの作品を「愛と喝采の日々」のハーバ−ト・ロスが監督。主演のリチャード・ドレイファスはこの作品でアカデミー主演男優賞を獲得した。ニール・サイモン得意のニューヨークを舞台にした大人の恋の物語です。小粋な会話、オシャレなシチュエーションが心地良いです。 でも、恋が不得手な二人は失敗ばかり。それがまた笑えます。また、美男美女じゃないからよけいに親近感が沸くのかもしれませんね。 小さなアパートのテラスでロマンチックなワインパーティのシーンは大好きです。 もともと、シェイクスピアの舞台俳優だったリチャード・ドレイファスには、まさにはまり役でした。 マーシャ・メイスンも歳をとって、ダンサーの仕事も若い女の子にみんな持っていかれて・・・、といった冴えない中年女をチャーミングに演じていました。久々にこの映画を見たけど、やっぱり面白い〜! 
コットンクラブ  監督:フランシス・コッポラ  出演:リチャード・ギア、ダイアン・レイン
The Cotton Club  1984年  アメリカ映画
1930年代,シカゴ。コルネット吹きのディキシ−は街のマフィアのボスであるダッチの命を救う。彼を気に入ったダッチはディクシーを自分の運転手と愛人ヴェラのお守役にする。しかし、ディキシーはダッチが自分のことを奴隷のように扱うため、彼の下から抜け出し、コットンクラブのオーナーのオニ−の誘いでハリウッドで映画デビューすることに。ヴェラもダッチには愛想をつかしていたが、自分のクラブを建てるためにダッチが必要だった。しかし、ディキシーとヴェラはどんどん魅かれ合っていく。また,街ではマフィア同志の熾烈な抗争に火がついた・・・。
私評:マフィア、銃弾、ジャズ、そして男と女・・・。この頃のアメリカはめっちゃカッコイイ。男のファッションも実にイカシている。オールバックに髭、葉巻にウイスキー。全てが絵になる。また、こんな時代だったからこそできた豪華絢爛なダンスクラブがコットンクラブだ。この映画の見所の一つはこのクラブで毎晩行われるショーの数々。スタンダードのジャズの名曲,そしてダンス・・。圧巻はグレゴリー・ハインズのタップダンス。あのスピード,的確なリズム・・まさに神業でした。主演のリチャード・ギアとダイアン・レインが実にお似合いのカップル。 ダイアンは「アウトサイダー」からずっとコッポラ映画の常連でした。そして暴れ者の若きニコラス・ケイジ。 この頃はまだ、コッポラの甥という看板を背負っていましたが,今はもう皆さんご存知の通りです。また、この映画の映像にはコッポラならではのこだわりもいっぱい。特にエンディングは大好きです。(なんとコッポラが登場!) 


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