6/12号


忘れることのできない名画の数々。世界中で作られた素晴らしい映画の数々を
ご紹介します。作品の選定は私の独断と偏見です。
少なくとも私の心に深く残っている映画は誰かの心にも響くはずです。


 エアポート75 (Airport 1975)

  1975年 アメリカ映画

 監督 : ジャック・スマイト
 主演 : チャ−ルトン・ヘストン、カレン・ブラック、ジョージ・ケネディ

 ワシントン空港を出発したジャンボ機は数百の乗客を乗せ、快適なフライトを続けていた。
 しかし、偶然近くを飛んでいた小型機のパイロットが心臓発作を起こし、そのままコースを
 はずれなんと、ジャンボ機のコックピットと激突。 副機長は外に弾き飛ばされ、機長は
 両目に怪我をしもはや操縦ができるできる状態ではなかった。 今やこの飛行機はスチュワーデス
 のナンシーの手にゆだねられていた。彼女は地上からの指示に従い、震える手で操縦桿を
 握っていた。 また軍はこの機の救出のためヘリを飛ばし、宙吊りにした男を機の破損した部分に
 降下させると言う危険な任務を進めていた。 しかし、その作戦は失敗に終わる。 残された手段は
 あるのか? 乗客を救出するためスチュワーデスのフィアンセが最後の危険な賭けに出る。

 私評: エアポートシリーズはこの前作である、バート・ランカスターの「大空港」。「エアポート75」に続く、ジャック・レモンの
     「エアポート77 バミューダからの脱出」、アラン・ドロン、シルビア・クリステルの「エアポート80」と続きます。
     しかし、私の一番はこの「エアポート75」です。 この当時、流行ったパニックムービーの決定版です。
     主役のチャールトン・ヘストンは当時のハリウッドの超大作には必ずと言って良いくらい出ていたな〜。 
     当時、映画館ではジェット・ヘリで宙吊りにするシーンとかは、場内が息を呑んでいるのが分かり、
     劇場にはずっと、緊張感が溢れていたものです。 また、そうそうたる出演者たちもこの映画の魅力です。 

     


 ポセイドン・アドベンチャー
 (The Poseidon Adventure)   

 1972年 アメリカ映画

 監督 : ロナルド・ニーム
 主演 : ジーン・ハックマン、 アーネスト・ボーグナイン、 キャロル・リンレー

 ニューヨーク発ギリシャ行きの豪華客船、ポセイドンアドベンチャー号が32mの
 大津波に遭い、転覆してしまう。 折からのニューイヤーパーティーで賑わう
 船内は一瞬にして修羅場と化してしまう。 生き残ったわずかな人々は、脱出
 するために右往左往する。 その中でスコット牧師をリーダーとする一団は、船の
 底、つまり海面に一番近い部分に向かい、そこで救出を待つ事にした。 しかし、
 行く先々で数々の試練が彼らを待っていた。 一人、また一人と死んでゆく仲間。 
 しかし、彼らは励まし合い、助け合い、そしてあるときは罵り合いながらも
 着々と目的地に向かっていた・・。

     

私評 : この映画に比べたら「タイタニック」も霞んでしまうね。 (「タイタニック」には「タイタニックの良さがあるけど。)
      パニック映画の色々なエッセンスが数多く楽しめます。 しかし、圧巻は最初の船が転覆するシーン。 
      船内最大のボールルームが上下逆さまになるシーンは映画史に残る最高の見せ場です。 
      当時はCGとかも発達してないので、スタントマンが本当に命がけで演じているんです。 
      あの、シャンデリアに落っこちて行った男の人は生きていたのでしょうか? 
      また、この映画のシーンがその後の映画に多く使われています。 スタローンの「デイライト」は、まさに
      この映画のパクリです。 しかし、この映画のジーン・ハックマンはめっちゃカッコイイです。 



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