5/28号
忘れることのできない名画の数々。世界中で作られた素晴らしい映画の数々を
ご紹介します。作品の選定は私の独断と偏見です。
少なくとも私の心に深く残っている映画は誰かの心にも響くはずです。
1970年 アメリカ映画
監督 : アーサー・ヒラー
主演 : ライアン・オニール、アリー・マッグロー、レイ・ミランド
オリバーが最初にジェニーに会ったのは、大学の図書館だった。しかし二人の身の上は
あまりにかけ離れていた。 オリバーはバーレット家という名家の一人息子。かたや、ジェニーは
イタリア移民の娘。 しかし、デートを重ねる二人はいつしか深い恋に落ちていた。ある日、
ジェニーはフランスに行くと打ち明ける。そこで音楽の勉強をするというのだが、実は身分の違う
二人の恋の結末が怖くて逃げ出そうとしていたのだ。しかし、 オリバーは彼女にプロポーズを
する。 オリバーの親は二人を認めず、二人は自分たちの力だけで暮しはじめる。 貧しいながらも
幸せな日々。 しかし、ジェニーの体は病魔に蝕まれていた・・・。
私評: 「愛とは決して後悔しないこと」 まさにこの映画はそれを言いたかったのでしょうね。
現代版ロミオ&ジュリエットのように身分の差が二人を引き裂こうとするのですが、何もかも
投げ出して一緒にいる事を選んだ二人が、なんとも感動的。 悲しい思いも辛い思いも「愛」で
乗り越えていく二人には、純愛と言う言葉がピッタリでした。 でも、こんなに愛し合っている二人
なのに・・・・、あっけないくらいの幕切れが、かえって印象的だった。 ラストの雪のセントラル
パークのシーンは涙が止まらなかった。 また、この映画のフランシス・レイの音楽が良いんです。
あまりに有名な曲だから、みなさんご存知のはず??
1986年 アメリカ映画
監督 : ロブ・ライナー
出演 : リバー・フェニックス、ウィル・ウィートン、コリー・フェルドマン、ジェリー・オコネル
作家のゴーディが少年時代の思い出を呼び起こされたのは、ある新聞記事からだった。
「弁護士クリス・チェンバース刺殺・・」 そう、彼とは少年時代の無二の友人だったのだ。
オレゴンの小さな町にゴーディは住んでいた。悪がき仲間のクリス、テディ、そしてバーン
とはいつも一緒だ。夏のある日、バーンから聞かされた事件は、ある少年が列車に跳ねられ
死体が野ざらしになっているのだと言う。 4人は死体を見るために20マイルの旅に出た。
それぞれの持つ悩みやコンプレックを旅の途中で語り合い、彼らはどんどん友情を深めて
行く。 そしてついに死体を発見する・・・。
私評:S・キングの短編「死体(ザ・ボディ)」が原作となっている。少年時代にこれに近い事を
した事があります。 もちろん、死体探しではなかったけど友達と自転車で昆虫取りに行って
家を遠く離れたときの不安とドキドキ感が堪らなかった。家に帰りついたのが夜中になり
両親に怒られた。 私の少年時代はこんな冒険にいつも飢えていました。トムソーヤの冒険
やジュール・ヴェルヌが好きだった私ですから、当然と言えば当然? この映画の4人の冒険は
私の憧れなんです。 そして少年時代の私と重ね合わせていまいます。 男は幾つになっても
少年の心を持っていると思います。 私はこの映画が大好きです〜。