2000/ 3/2号
忘れることのできない名画の数々。世界中で作られた素晴らしい映画の数々を
ご紹介します。作品の選定は私の独断と偏見です。
少なくとも私の心に深く残っている映画は誰かの心にも響くはずです。
1979: アメリカ映画
監督 : リドリー・スコット
主演 : シガニー・ウィーバー、ヤフェット・コッツィ、トム・スケリット、ジョン・ハート
地球に帰還途中のノストロモ号は、謎の電波をキャッチし未知の惑星を目指す事に。
そこで彼らが見たのもは巨大な宇宙船の残骸と、無数に生みつけられた卵。 中を
のぞき込んだ隊員の顔に卵から飛び出した幼虫が付着した。 そのまま宇宙船に
連れ戻さるが、幼虫をはがす事はできなかった。 しかし、数日後幼虫はポロリと
落ち、皆安心するが幼虫は彼の胎内で生き続けていたのだ。 彼の腹を突き破り
飛び出すエイリアンの幼虫。 船内でどんどん成長して行くエイリアンと乗組員の
対決が始まる・・。
私評: 初めてこの映画を見たのは高校生の時。 学校では「スゴイ、怖い映画が
ある」と大評判。 本当に怖かった。 エイリアン自体も怖かったけど、私には果てしない
宇宙がとても怖かった。 キャッチコピーで「宇宙であなたの叫び声は聞こえない」・・、
みたいな事が言われていたのですが、まさにその通り。 「スターウォーズ」の超高速
宇宙艇とは逆に、ノロノロと動くノストロモ号が印象的だった。 ジョン・ハートの腹を
突き破って飛び出すエイリアンのシーンは、今でこそ有名ですが私はなの情報も入れずに
見に行ったので、椅子から飛び上がるほどビックリした。 このシリーズは4作ありますが
それぞれ違うテイストで好きです。 特に1&2は名作中の名作ですよね。
1973年 イタリア映画
監督 : サルバトーレ・サンペリ
出演 : ラウラ・アントネッリ、アレッサンドロ・モモ
シシリーのとある街。 母を亡くし男4人の世帯になってしまった一家に
若くてお色気タップリのお手伝いさん、アンジェラがやってくる。 沈み込んで
いた家の中は、一気にヒートアップ。 特に思春期の末息子のニーノは、彼女に
興味津々。 ついには彼女と初体験をしてしまう。 しかし、彼女は彼の父親と
結婚する事に・・・。
私評: 私がこの映画を見たのは小学6年生の時。 クラスメイトの男3人で
見に行った。 もう、ドキドキものだった。 主人公ニーノの年齢がちょうど自分たち
くらいだったので、大人の女性への興味と主人公への羨ましさとを抱きつつ映画を
見てましたね。 ちょっとお色気系の映画ですが、レイティングはなし。 ラウラ・
アントネッリがチラチラと見せる、下着やガーターが当時の私にはめっちゃ刺激的
だったな〜。 映画のあとは3人とも、無言のまま逃げるように家路についた(笑)
男性ならこの気持ち分かるでしょう?? ラウラ & アレッサンドロのコンビで
「続・青い体験」と言うのも作られました。 これも、なかなか面白い。 しかし、続編の
撮影終了後にアレッサンドロ・モモはバイク事故で死亡。 16才だったとか・・。