2000/ 1/22号


忘れることのできない名画の数々。世界中で作られた素晴らしい映画の数々を
ご紹介します。作品の選定は私の独断と偏見です。
少なくとも私の心に深く残っている映画は誰かの心にも響くはずです。


 燃えよドラゴン (Enter The Dragon)

 1973:   香港=アメリカ映画
 監督 :    ロバート・クローズ
 主演 :   ブルース・リー、ジョン・サクソン、ジム・ケリー

 南シナ海に浮かぶ要塞島で初めて開かれる大武術トーナメントへの招待状が、世界中の
 武術の名手にあてていっせいに送り出されたのは、陰謀うずを巻く国際都市香港からである。
 少林寺で武術を学ぶリーは、最初は出場を断ったものの妹の敵が主催者ハンの手下である
 事を知り参加を決めた。また、彼にはもう一つのミッションがあった。 それはこの要塞島で
 密かに行われている麻薬の密造を暴く事。 トーナメントの合間を縫って島内を探りまわる
 リー。 そしてついに、ハンの秘密を探り当てたリーはひとり敢然と戦いを挑むのであった。 

 私評: 1973年、日本のみならず世界中を席巻した主演のブルース・リー。
 中学生の時、自分もよくヌンチャクを振りまわし「アチョ−!」と奇声を上げていた。
 日本では一番先に公開された彼の映画が「燃えよドラゴン」。 こちらで公開が始まった
 時には、既に他界していたんですね。 享年32才というから、まだまだこれからの人
 だったのに・・・。 しかし、ブルース・リーのカンフーは美しい。 体もただのマッチョではない。
 どう鍛えたら、あんな体になるのだろうか? この映画のラスト、鏡の部屋での格闘シーン
 はめっちゃカッコイイです。 ちなみに香港で撮影した彼の作品の中では「ドラゴン怒りの鉄拳」
 が好き。 あの映画で悪者日本人に蹴られて宙を舞う彼のスタンとはジャッキー・チェンだそうです。 


 ゴッド・ファーザー (The Godfather)   

  1972年  アメリカ映画
  監督 :   フランシス・フォード・コッポラ     
  出演 :   マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ダイアン・キートン

 オープニングは長女の結婚式。初夏の昼下がり、ファミリーを集めて盛大に執り行なわれた。
 幸せいっぱいのファミリーの笑顔。 シシリーからアメリカに移住し、今では巨万の富を築いた
 ドン・コルレオ−ネ。 彼には3人の息子がいた。 長男ソニーは血気盛んな暴れ者。 次男は
 小心者の腰抜け。 そして3男は温和な性格でドンのお気に入りのマイケル。 しかし、彼は
 父の歩んだマフィアの道を避け、堅気の道を歩もうとしていた。 しかし、敵対するマフィアの
 組織に狙われ徐々にマフィアの世界に足を踏み入れてしまう。 そして5大ファミリーの血で血を
 洗う抗争の火蓋は切って落された。  

 私評: マフィアの内幕を描いたマリオ・プーゾのベストセラー作品の映画化。 きわどい映像
 も、コッポラのフレーバーで包み込み、なんとも言えない美しい映像になっている。 マーロン・
 ブランドのドンの存在感はすごい。 長男ソニーが、車の料金所で蜂の巣にされるところは
 壮絶。また、三男マイケルを演じるアル・パチーノのナイーブな感じが好きだな。 今はなんで、
 あんなにうるさいオヤジになってしまったんだろうか? ベッドの隣に置かれた馬の首のシーン
 やラストの孫と戯れながら、穏やかな昼下がりに花畑で息絶えるドンのシーンはすごく目に
 焼き付いている。 マーロン・ブランドはこの作品でオスカーを受賞するが拒否。 代理で舞台に
 上がった女性のスピーチも話題になりましたね。 また、この映画の音楽はニノ・ロータ。 あまりに有名過ぎるあの
 テーマ曲は私のお気に入りです。 

  



前回のも見てね!



I Love Moviesに戻る