3/1/2003
忘れることのできない名画の数々。世界中で作られた素晴らしい映画の数々を
ご紹介します。作品の選定は私の独断と偏見です。
少なくとも私の心に深く残っている映画は誰かの心にも響くはずです。
ルパン三世 | 監督:吉川惣司 | 声の出演:山田康雄、増山江威子、西村晃 | |
Lupin the 3rd | 1978年 日本映画 | ||
希代の泥棒ルパン3世が死刑になった。遺体を確認しに来たライバルの銭形警部は、ルパンの遺体を確認した。しかし、彼の目の前にもうひとりのルパンが!これは一体??しかし、ルパンが生きている限り銭形は彼を追うのが使命。ここはエジプトのピラミッド。そこでルパンは警察の手を掻い潜り、やっとの思いで「賢者の石」を手に入れる。これは憧れの不二子の依頼だったのだ。しかし、ルパンは偽者を彼女に渡し、本物はしっかりと自分の手の中に。その日から、彼を襲うとんでもない事件。街中でのヘリコプターとのチェイス、巨大トラックとのチェイス。不二子の後ろにいたのはクローン技術を使い、太古の昔から世界を影から動かしてきた男、マモーがいたのだ。恐るべき財と権力、そして最新技術を持ったマモーは、信じられないような手段でルパンを脅かす。そしてマモーの口から、死刑にされたのはルパンのクローンだと聞かされる・・・・ | |||
私評:おれ〜はルーパンだぞ〜♪ この映画のテーマ曲は今は亡き三波春夫が歌っていました。ルパン三世の劇場版第1作がこの作品です。巷では2作目にあたる「カリオストロの城」の方が人気があるみたいですが、私はルパンの映画としてはこの1作目の方が断然好きです。カリオストロには登場しない峰不二子のヌードまでこの映画では拝む事ができるのだ!(ちなみに不二子の3サイズはB:99.9、W:55.5、H:88.8なのだ!)また、この映画のディテールにこだわった作りもすごく好きです。ヴィンテージのベンツ、ミニクーパー、ルパン、次元の使っている銃、そして次元が吸っているタバコに至るまで、めっちゃこだわっている。しかし、一番の見所はめちゃめちゃ巨大な敵マモーと真っ向から勝負を挑んでいくルパンのカッコ良さです。ルパンの声は元祖の山田康夫。彼が亡くなってからは栗田貫一が声を当てているが、やっぱり元祖には敵わないですよね。この後、たくさんの映画、テレビ特別編が作られましたが、私の中ではこの作品がナンバー1です。 |
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2代目はクリスチャン | 監督 :井筒和幸 | 出演:志保美悦子、岩城滉一、江本明 | |
1985年 日本映画 | |||
六甲山の中腹にある聖サフラン教会では、ヤクザの大組織天竜組の組長、源一郎の告別式が行われていた。天竜組の2代目晴彦はこの教会のシスター今日子に惚れていた。彼女の気を引くため教会に通いつめ、子分も全員洗礼を受けさせる始末。しかし、ヤクザの抗争は日を追うごとに激しくなり天竜組と対立する黒岩会は、虎視眈々とその地位を狙っていた。晴彦の再三のプロポーズに折れた今日子は晴彦との結婚を決意。そして二人の結婚式の日がやってきた。幸せいっぱいの二人だったが晴彦の情婦の乱入により、晴彦はあっけなく命を落としてしまう。2代目の襲名式の日、そこにやってきたのは今日子だった。実は彼女の父は昔、かなり恐れられた極道だった。しかし、黒岩会は一気に天竜会を潰しにかかる。次々と血祭りにあげられる天竜会の子分たち。そしてついに魔の手は教会にも及んだ。静かにドスを手にした今日子は黒岩会へ殴り込んでいくのだった・・・・ | |||
私評:てめぇら!十字を切って悔い改めやがれ。でねぇと一人残らず叩き斬るぜ!!・・・・実は私は志保美悦子がすごく好きです。この映画は彼女の映画の中でも最高の映画です。虫も殺せないようなシスターが運命の悪戯からヤクザの2代目になり戦いに身を投じていくという、とんでもないストーリーなのですが、私は涙が止まらなかったです。彼女は本当に美しかった。今では長淵剛の奥さんですが、もっと映画に出て欲しかったな。監督は今やバラエティーですっかり有名になった井筒監督。これは彼の作品の中でもナンバー1でしょう!その他にも今日子が心惹かれるヤクザに北大路欣也、今日子に惹かれるヤクザの2代目は岩城滉一、彼女を守ろうとする刑事に江本明など、魅力的な俳優がこぞって登場します。また、この作品の原作者はつかこうへい。これで面白くないわけがない!角川映画全盛期の名作です。 |