2014/9/7　Part1

公開が終わる前に何とかアップせねば！
今回のイチ押しは衝撃的な韓国映画。震えました！！

ソウォン／願い				監督 ： イ・ジュンイク		出演 ：　ソル・ギョング、オム・ジウォン、イ・レ
				2013年　韓国映画
				今週のイチ押し：小学生のソウォンは工場で働く父のドンフン、そして自宅で駄菓子屋を営む母のミヒと3人暮らし。ごく普通の家庭だ。ある雨の日、ソウォンは学校に行く途中で酔っぱらった男に傘に入れてほしいと言われる。心優しいソウォンは手を差し伸べるが・・・、彼女の男に暴行され瀕死の重傷を負ってしまう。長時間の手術の末、ソウォンは何とか一命をとりとめる。警察の取り調べにも一生懸命対応する娘の姿を見て、両親は心を痛めた。しかし、ドンフンは犯人に対する怒りが頂点に達し、ソウォンにカウンセラーを付けて犯人を追いつめる。そしてついに容疑者が逮捕されるが、マスコミが大挙して押し寄せソウォンはさらに心に深い傷を負ってしまう・・
				私評：僕があの日、学校に一緒に行けばソウォンはこんな目に遭わずに済んだのに・・・韓国で実際に起こった事件です。すごい映画でした。心臓を抉られるような怒りと憐れみと、そして被害者家族と彼らの周りの人々の行動に号泣でした。殺してやりたいくらい憎らしい犯人。そして被害者のプライバシーをずたずたに引き裂くマスコミ。それらは私の怒りを頂点にまで導くのですが、怒りが生む憎しみ、そしてそれが誘引する行動は周りの誰も幸せにしない。じっと耐える事、そして憎しみを心の中に収める事の大事さも映画では語られています。判決後の裁判所でソウォンがとった行動に私は感動してしまいました。父親役は「シルミド」「TSUNAMI」などでヒーローを演じてきたソル・ギョング、母親役は「スカーレットレター」のオム・ジウォン。ふたりの名優を完全に食っているのがソウォンを演じたイ・レちゃん。彼女の自然な演技、まさに天才！監督は「王の男」のイ・ジュンイク。
ルパン三世				監督 ： 北村隆平				出演 ： 小栗旬、浅野忠信、黒木メイサ
Lupin The Third				2014年　日本映画
				峰不二子他、希代の泥棒たちが集った。彼らの狙いは初オリンピックの金メダル。不二子がメダルを手にしようとした瞬間、爆発が起こり床に穴が開いた。そこにいたのはルパン三世。彼はメダルを手に入れ逃走するが、彼を待ち受けていたのは彼のライバルマイケルだった・・・。ルパン、マイケル、不二子たちがパーティに呼ばれた。彼らを呼んだのは大富豪にして泥棒界の総締めでもある○○○。そこで彼が一堂に見せたのはクレオパトラが遺した首飾り。しかし、そこにはめ込まれるはずだった巨大な宝石は発見されていない。その時、何者かがパーティ会場に乱入し首飾りを持ち去る。しかも、彼らを呼び寄せたのはマイケルだった。会場のガードマンをしていた次元大介とルパンが反撃するが仲間の何人かと○○○は殺されてしまう。マイケルたちの裏にはさらなる黒幕がいることが分かり、ルパンたちは反撃に出るが・・・
				私評：こいつは俺がいただくぜ～・・・テレビアニメで超が付くほど有名な人気作をまさかの実写化。実は実写化は2回目。（私が小学生の時に公開された「ルパン三世電撃大作戦」！主演は目黒祐樹。銭形警部役は田中邦衛！）まあ、この作品はあまりに○○な作品なので比較にはなりませんが・・。今回の作品は公開前からアニメ版と比較ばかりされていましたが、比較すること自体がナンセンス。アニメと同じものを作るのならば実写化の意味がない！！そういう意味ではかなり頑張って面白い作品に仕上げていると思いました。アクションも笑いもお色気もルパン印！今回は台湾、香港、タイのキャストを入れていて、インターナショナル・マーケットを狙っています！ルパン役は「岳」「宇宙兄弟」の小栗旬。アニメキャラを演じるのはお手の物？？次元役は玉山鉄二、五右衛門役は「白雪姫殺人事件」の綾野剛、峰不二子役は黒木メイサ。不二子と比べると華奢ですが、スタイル抜群です。銭形警部役は「47RONIN」の浅野忠信。そしてCA役でワンシーンだけ登場のあの人！粋な演出でした！！監督は「あずみ」「VERSAS」の北村龍平。
喰女				監督 ： 三池崇史				出演 ：　市川海老蔵、柴咲コウ、マイコ
				2014年　日本映画
				スター女優の美雪が主演の舞台「真四谷怪談」の舞台稽古が佳境を迎えている。今回、伊右衛門を演じるのは美雪の恋人の浩介。彼は美雪の推薦でこの役を手にしたのだ。しかし、浩介は裏では共演の莉緒とも関係を持っている・・・。岩は伊右衛門に心底惚れていた。素浪人だった伊右衛門は結婚に反対していた岩の父を殺して民谷の性を継ぐが、元来だらしない伊右衛門は家財を食い潰してしまう。岩と生まれたばかりの子供を残して愛人の伊藤梅の元へと通う伊右衛門を梅の父親が気に入り、伊藤家の婿になるよう勧めるが伊右衛門は妻子がいると断りを入れる。しかし、そこで伊藤喜兵衛は恐ろしい企みを打ち明ける。それは毒をもって岩をふためと見られぬ醜い顔にすることだった・・・
				私評：私が至らぬばかりに申し訳ないことでございます・・・舞台の四谷怪談と出演者の私生活がオーバーラップするという面白い構成のホラー作品。四谷怪談は日本人なら誰でも知っている？古典怪談。今まで何度となく映画化されて来ました。とにかく醜く顔を腫らしたお岩さんが恐怖のピーク。今回は最新の特殊メイク技術でさらに恐怖を醸し出す。やっぱお岩さんは怖いです。そして注目は舞台のセット。そのままどこかの舞台に持ち込めば、公演ができますよ。今回、企画と主演をこなしたのは「一命」「利休にたずねよ」の市川海老蔵。プライベートでもプライボーイの彼に、伊右衛門役はピッタリ。美雪役は「青天の霹靂」の柴咲コウ。彼女の演じるお岩さん、めっちゃ怖い！！その他、伊藤英明、中西美穂、マイコなどなど。監督は三池崇史。
イントゥ・ザ・ストーム				監督 ： スティーブン・クエイル				出演 ：　リチャード・アーミティッジ、サラ・ウェイン・キャリーズ
Into The Storm				2014年　アメリカ映画
				竜巻の映像をとるために追い続けるチーム。数か月に渡って追い続けているが良い画が撮れていないため、契約が打ち切られそうになっている。気象予報のプロ、アリソンの予想はなかなか当たらなかったが今回は確信をもってリーダーのピートに意見を述べた。彼女の勘を信じて田舎町のシルバートンへと向かう。シルバートンでは高校の卒業式が行われていた。教頭のフラーにはふたりの息子がいるが、長男のドニーとトレイというふたりの息子がいる。フラーは卒業式の撮影をドニーに頼んだが、彼はガールフレンドの依頼で近くの廃工場に撮影に出ていた。式の真っ最中、突然強風が彼らを襲う。見る見るうちに竜巻が起こり教師、生徒とも校舎内に逃げこむ。しかし、その威力は想像を絶する破壊力だった・・・
				私評：家族みんなで頑張るんだ！！・・・1996年に公開された竜巻映画「ツイスター」は私の大好きな映画。当時、この映画のCGには本当にビックリした。そして今回、最新のCGを駆使しての竜巻映画が満を持しての登場です。映像の迫力はハンパない威力。そして今流行りのPOVも取り入れハンディカメラ、業務撮影用のカメラ、ニュース映像などなど、色々な角度で竜巻の映像を取り込んでいきます。ストーリーはちょっととっ散らかっていますが90分ちょっとでサクッと観られるので、ちょっと映画を観てスカッとしたいなーと思ったらおススメです。フラー教頭を演じるのは「ホビット」シリーズでドワーフ一族の王を演じているリチャード・アーミティッジ。髭がないとこんな顔なのね・・・。アリソンを演じるのは「ウォーキング・デッド」の主役の奥さん役が有名なサラ・ウェイン・キャリーズ。監督は「ファイナル・デッド・ブリッジ」のスティーヴン・クエイル。
ホットロード				監督 ： 三木孝浩				出演 ：　能年玲奈、登坂広臣、木村佳乃
				2014年　日本映画
				母親からの愛情を感じられず、孤独を愛するようになった中学生の和希。和希は最近、転校してきたえりと心を通わしていたが、彼女は子供を堕胎したことあるという噂があった。しかし、そんな噂を和希はまったく気にしていない。そんなある日、えりに連れられて行った先で、春山という暴走族のリーダーと出会う。最初はお互いに傷つけあってしまうが、孤独という共通項を抱く二人は急速に惹かれていく。和希の家は母子家庭だったが、母親には恋人がいて、和希にはなかなか気が回らない。家に自分の居場所がないと思った和希は家を飛び出し春山の元へと飛び込んでいった。しかし、他の地区の暴走族が、春山がリーダーをしている「Nights」に目をつけ挑発をし続ける。そしてついに抗争がはじまり、春山は戦いに身を置くことに・・・
				私評：あいつって本当に心が純粋なんだ・・・原作は私よりひと回りくらい下の年齢の人たちには、かなり有名らしい。孤独な少女と不良少年の本当にピュアなラブストーリーです。私は原作を読んでいないのですが、映画はかなり原作に忠実に作られているらしい。私は彼らと共有する部分がほとんどなくて、物語には入っていけなかったのですが雰囲気はすごくいい感じ。そして映画の最後に流れる尾崎豊の「Oh My Little Girl」が映画の雰囲気にぴったりで最後まで聞き入ってしまいました。そもそもこの映画を見に行ったのは主演の能年玲奈が目当て。「あまちゃん」でブレイクした彼女がどんな演技を見せてくれるのか？？まあ、決して上手くはありませんが私は好きかも？？春山を演じるのは3代目J・Soul・Brothersの登坂広臣。よく知りませんが・・・。その他、和希の母親は木村佳乃、彼女の愛人は小澤征悦。監督は『陽だまりの彼女』『ソラニン』の三木孝弘。

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