今週は何とか2本。 しかし、今年一番候補の作品と出逢えた。理屈抜きのエンターテイメント!!
1998年 ドイツ映画
監督 : カーチャ・フォン・ガルニエ
主演 : ヤスミン・タバタバイ、
カーチャ・リーマン
ニコレッテ・グレビッツ、
エマ、ルナ、エンジェル、マリーの4人の
女囚が刑務所でロックバンドを結成。
その名もバンディッツ(悪党)。
警察のパーティーでライブをすることに
なった彼女たちはライブの直前にまんまと
脱走に成功する。国中を逃げ回るうちに、
彼女たちはただのバンドの仲間を超え真の 友情で結ばれて行くのだった。 また、彼女たちの悪名を利用し発売されたCDが大ヒットし彼女
たちは名声までも手に入れる。 あとは自由さえ手に入れれば・・・。 しかし、
警察の手は彼女たちを包囲し、ついには追いこまれてしまう。
私評 : とにかく、カッコイイ。4人の女の一人一人がみんな輝いている。
女性監督が撮っただけあって、その辺の表現が上手いんだろう。
音楽も良かった。映像とビートがマッチするとこんなに気持ちが良いんだ。
ラストの悲劇は予想できたけど、彼女たちは最期までカッコ良かった。
音楽ではじけること、しだいに深まって行く彼女たちの絆、そして自由への
逃避行。 これら全てが彼女たちの生きている証なんだ。
監督:ロン・アンダーウッド
主演:シャリーズ・セロン、ビル・パクストン
強大なゴリラ・ジョーに家族のような愛情を注いできたジル。
なぜなら、ふたりは密猟者によって同時に母親を亡くしていた。
体長5mにも及ぶジョーは密猟者にとっては、またとない獲物だ。
そしてジルは彼を守るため、ジョーをカリフォルニアの野生動物保
護センターに移すことを決心する。 しかし、ジョーにとって
安住の場所とはならなかった。またしても、彼を手に入れよう
とする密猟者に罠をかけられる。LAの街を闊歩するだけで、
パニックを起こしてしまうジョーに警察も射殺を命じる。
しかし、火事に見舞われたアミューズメントパークの観覧車に
取り残された少年を、助けるためジョーは危険を顧みず救出に
向かうのだった。彼の優しさをやっと理解できた群衆は彼に
声援を送るが観覧車はすでに、限界に来て倒れはじめた。
私評:結構バカにして見に行ったのだけど、やられたって感じ
です。涙腺の緩い私は涙の洪水でした。CGと着ぐるみのゴリラは
最初は違和感がありましたが、見ているうちにだんだん情が沸いてくるんですよね。
だから余計に”アノ”シーンが泣けるんだ。ラスト近く警察隊が銃を向けたときには
「あー、これじゃキングコングと一緒じゃないか!」って思ったのですが、ちゃんと考えてあるんだな。
また、とんでもないどんでん返しで「それはないだろう!」と思いながらも、子供たちに見せるのはやはり
このラストだと妙に納得してしまったり。 でも、劇場はガラガラ。 私はこういう映画結構
好きなんだけどな〜。