2003/11/16

今回の紹介する映画は、どれもイチ押しにしたいくらい面白かったです。
しかし、私の涙を搾り取った中国の感動作が鼻の差で勝利。

再見 また逢う日まで  監督:ユイ・チョン  出演:ジジ・リョン、ジャン・ウー
我的兄弟姐妹  2001年 中国映画
今週のイチ押し:若き女性指揮者チー・スーティエンは20年ぶりに中国の大地を踏んだ。世界的な音楽家として有名になった彼女は故郷での凱旋コンサートの他に、もうひとつの目的があった。それは20年前に離れ離れになった、兄、弟、妹との再会だった。彼女はさっそく、3人を探し始めた。20年前、厳しくも優しい両親と4人の兄弟はささやかだが幸せな日々を送っていた。しかし、徐々に彼らを暗い影が襲う。母親の病気、そして父親が音楽教師の職を解かれる。しかも、雪の夜母親の容態が悪化し、父親は病院に彼女を背負っていく途中、不幸な事故から二人とも命を落としてしまったのだ。一度は叔父の家に引き取られたものの、自分たちの居場所がない事を悟った兄弟は4人で家を出る。長男のイクーは弟と二人の妹を知り合いの家に預けて回ったのだ。そしてその時彼は3人に家族の写真を手渡す。きっと、再会できる事を信じて・・・・。
私評:人生には想像もできない事があるものです・・・・泣いた〜・・。もう、映画の中盤からは涙と鼻水が止めどなく出てきて、困ってしまった。思い切り涙を搾り取られたって感じです。特に子供たちの笑顔と涙。これはちょっと卑怯ではあるのですが(笑)、私は可哀想な彼らの身の上を察し泣いてしまいました。この物語は20年前の家族崩壊と現代での再会のふたつの話の構成になっている。これがどちらとも泣ける話なんですよ。まさに浪花節の世界ではあるのですが、私はめちゃめちゃ感動してしまいました。そして「再見」を果たすたびに、他人事とは思えないくらい嬉しくってね・・。きっと、自分の家族の事も大事にしたくなるのではないでしょうか?主演は香港映画では大活躍ですが、大陸の映画は初めてというジジ・リョン。そして長男のイクー役は「活きる」「こころの湯」のジャン・ウー。次男のティエン役は「西洋鏡」のシア・ユイ。末っ子のミャオ役は新人のチェン・シー。そして父親役はミュージシャンのツイ・ジエン。しかし、何より子役の4人が素晴らしかったです。泣きのポイントがいくつもあるので、ハンカチ2枚必要な映画ですよ。 
g@me  監督 :井坂聡  出演:藤木直人、仲間由紀恵、石橋稜
g@me  2003年 日本映画
広告代理店のクリエーター佐久間はエリートコースをひた走る男。そんな彼が今、手がけているのは大手ビールメーカー「ミカドビール」の新商品キャンペーン。ところがこのプロジェクトは突然中止される。原因は「ミカドビール」の副社長、葛城の一言だった。葛城は佐久間の仕事ぶり、そしてプライドを踏みにじったのだ。その夜、ふらりと葛城の自宅前を歩いていた佐久間は、葛城の娘の樹里と出会う。樹里は葛城の愛人の娘で、家族ゲームに疲れ果てていると言う。そして彼女の口からとんでもない一言が。「私を誘拐してみない??」そしてゲームは始まった。3億円の身代金の要求をした佐久間は樹里との絶妙のコンビネーションで、まんまと身代金をせしめたかと思えた。しかし、ゲームには第2章、そして第3章が待ち受けていた・・・・・・
私評:私たち普通に出会ってたら、どうだったかな・・・・・めちゃめちゃスタイリッシュで、小粋なクライム・ラブストーリー。原作はベストセラー作家の東野圭吾。テンポ良くサクサクと進むストーリーはもちろん、東京のトレンディ・スポットである汐留からの最高の夜景を臨む、超高級マンションでのやり取りなどめちゃめちゃオシャレ。一度、あんなところに住んでみたい・・。また、そんなシチュエーションに、主役の藤木直人、仲間由紀恵の二人がピッタリと納まるんですよ。この映画は次々と展開が変わり、どんでん返しをくりかえすミステリーとしても秀作ですが、主人公の二人の心の移り変わりもすごく楽しいです。騙しているのか、騙されているのか?愛しているのか、愛されているのか??最後の最後までオチは見えてきません。主人公の二人は美男美女の藤木直人と仲間由紀恵。この二人のキャスティングは最高!そして葛城役の石橋稜が、良い味出してます。めちゃめちゃ面白かった〜!!
マトリックス レボリューションズ  監督 :ウォシャウスキー兄弟  出演:キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス
Matrix Revolutions  2003年 アメリカ映画
現実の世界、ザイオンの世界でも驚異的な力を発揮しセンティネルズを撃破したネオ。しかし、その直後から彼は昏睡状態に陥っていた。その時、ネオの意識は現実世界とマトリックスの中間点に封印されていたのだ。そしてそこからの脱出のための切符を握っているのは、メロビンジアンだった。モーフィアスとトリニティは預言者オラクルの言葉に誘われるようにメロビンジアンを訪ね、ネオの救出に成功する。その頃ザイオンは究極の危機に陥っていた。マシンにザイオンの場所を知られてしまい、今まさに無数のセンティネルズがザイオンを目指していた。ザイオンの市民は男女を問わず戦いの準備を進めていた。昏睡から目覚めたネオはオラクルの言葉を信じ、今まで誰も辿り着いた事のないマシンシティの中心部へと向かう決意をする。そしてネオを信じるトリニティは、ネオと一緒にマシンシティを目指す。そこでネオを待っていたのは強大なプログラムへと変貌を遂げたスミスだった・・・・
私評:私はあなたを信じている。何があっても・・・・。ついにヴェールを脱いだ「マトリックス」の完結編。今年の夏に公開された「リローデッド」、そして亜流となる「アニマトリックス」ゲーム版「Enter the Matrix」をも巻き込み、物語は壮大な展開を見せていた。「リローデッド」は「戦い」がメインの話だったが、最終章は「愛」の物語だった。そしてそれは戦いの原動力なのです。ネオとトリニティの話だけではなく、主要人物が「愛する人を守るため」そして「愛する人と一緒にいるために」戦い続ける。そしてまさに感動のフィナーレを迎えたわけです。「リローデッド」ほどの派手さはないにせよ、これだけの壮大な物語を見事に締めくくっています。しかしながら、これだけ大風呂敷を広げてしまったストーリーには、所々「抜け」があるのは否めない。でも、良いんです。1作目の「マトリックス」を見て以来、すっかりマトリックス・ワールドにはまった私。これだけ興奮させてくれたし、驚かせてくれたし、そして感動させてくれた・・・。映画が終了後に、どこからともなく沸き起こった拍手は、まさに私と同じ思いのマトリックス・ファンの「ありがとう」という気持ちの表れだったのでは・・・。そして今回、あらためて実感した事・・・・、キアヌ!君はすごい!!
ファインディング・ニモ  監督:アンドリュー・スタントン  声の出演:アルバート・ブルックス、エレン・デジュネルス
Finding Nemo  2003年 アメリカ映画
オーストラリアの海のさんご礁で卵から孵る我が子を、今や遅しと待つカクレクマノミの夫婦がいた。しかし、大切な卵はオニカマスに襲われ、しかも愛する妻も・・。ところが、ひとつだけ助かった卵があった。父親のマーリンは生前妻が言っていた「ニモ」と言う名前を彼につけた。ニモは片側のひれが小さく泳ぎがうまくないため、マーリンはついつい過保護になりがちになっていた。いつしかニモも学校に行く歳になるが、マーリンは彼が心配でしょうがない。大洋の怖さを説いてきたマーリンの言葉を守ってきたニモだったが、友達の前で弱虫扱いされ、意地になったニモは人間の船に近づいたところを捕らえられてしまう。必死に後を追うマーリンだったが船のスピードには勝てず、ニモを見失ってしまう。しかし、マーリンは諦めなかった。途中で出会った、物忘れが激しいドリーと共に、ニモがいるシドニーを目指す・・・・・・。
私評:この子は私が守る。きっと助け出してみせる・・・・PIXERの新作映画はアメリカでは驚異的な売り上げを記録し、早くも今年のNo.1ヒット作品となりました。いつもどおり、日本は半年以上遅れての公開です。本編の前にはいつもどおり「短編」があります。ビンの中の人形の脱出作戦?ですが、これがまた面白い。オチなんか最高です。そしてついに本編の開始。さすがはディズニー・ブランドだけあって安心してみていられます。また、海の中でも水槽の中でも面白いキャラクターが続々と登場。この辺りの演出もさすが!って感じがします。めちゃめちゃ面白い映画なのですが、私的には「モンスターズ・インク」の方が好きですね。映像のすごさは今さら私がどうこう言うこともないでしょう。PIXERの最高の技術が観客を感動させること間違いなしです。エンドクレジットも要チェックですよ。クレジットのバックで映画に登場した仲間たちが続々と現れるのですが、一人変なキャラクターが・・・。これはご自分でご確認ください。そして私が一番ウケたのは、ドリーがクジラとコミュニケーションするシーン。日本語の吹き替え版は、どうなっているのかがとても気になります〜。
スカイハイ  監督:北村龍平  出演:釈由美子、大沢たかお、
Skyhigh  2003年 日本映画
心臓を抉り取られると言う猟奇連続殺人事件を追う刑事の神埼。しかし、今日は彼の一世一代のイベント結婚式。愛する女、美奈の待つ教会へとひた走る。そしてバージンロードに現れた純白のウエディング・ドレスの美奈。しかし、彼女の胸元は鮮血で染まっていた。そして神崎の目の前で命を落とした。気が付くと美奈は「恨みの門」にたどり着いていた。そこは殺された者が辿り着く次の世界への門。門番のイズコは彼女に3つの選択を与えた。1.死を受け入れて天国で再生を待つ。2.死を受け入れず霊として現世を彷徨い続ける。3.現世の人間を一人恨み殺し地獄へ行く。自分の殺された理由も分からない美奈は、この事件の真相を探るため現世へと戻る。そこで浮かび上がってきた人物は遺伝子工学の権威で実業家の工藤だった。彼は愛する妻の再生のため特定の女の心臓を集めていたのだ。4人目の犠牲者だった美奈は、次のターゲットに掲げられた小百合を救おうとするが・・・・
私評:狂う事で愛する人を救えるなら、世界中を敵に廻してでも俺は狂ってみせる・・・高橋ツトムの大ヒット漫画がTVを経て映画化された。TV版も原作のマンガも読んだ事がない私はとにかく主演の釈由美子、そして監督の北村龍平の2つの看板を楽しみに映画を見に行きました。そしてとにかくすごいアクション映画なのだと思っていました。ところが、私はアクションの部分よりラブ・ストーリーとしてこの映画を楽しみました。愛情と悪行は紙一重なんですよね。そんなわけで今回私は、悪役であるはずの大沢たかお演じる工藤になんとなくシンパシーを感じてしまった。しかし、この映画の剣を使ったアクションは必要以上に長い・・。確かに見せ場ではあるのですが、ちょっと長すぎないか??飽きてしまった。釈由美子はもちろん良いのですが、私はレイを演じた魚谷佳苗に目が釘付け。悪女なのですが美しく、そしてカッコいいんですよ。そして最近映画の出演が多い大沢たかお。彼も良いですよね〜!!なかなかの快作でした!


前回の記事も読んでね〜!



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