今回は6本のご紹介。しかし、最近本当にたくさん見てるな〜と、自分で感心。
1998年 : アメリカ映画
監督 : トム・ディチロ
主演 : マシュー・モディーン、キャサリン・キーナー、エリザベス・バークレイ
ダリル・ハンナ、マックスウェル・ゴールドフィールド
35才のジョーは失業中の役者。ウエイターのアルバイトをしながら家賃を稼いでいる。
同居する恋人メアリーとは、お互いに心から愛し合っているのにセックスとなるとどうも
意見が対立してしまう。ジョーの役者仲間のボブはツキまくっていた。美人モデルのサハラ
とはHしちゃうし、不本意ではあったが昼ドラマの主役をゲット。ギャラもうなぎ上りだ。
メアリーは毎日卑猥な声をかける街角のオヤジに対し何も出来ない自分が悔くて仕方ない。
カウンセリング、護身術など色々と通い自分に向けられる男のイヤらしい視線から逃れ
ようとする。その時ジョーはマドンナのプロモーションビデオのダンサー役の仕事を得る。
しかも、自宅にはマドンナ本人から電話も・・? すっかりその気で張りきるジョー。
果たしてジョーは仕事をゲットできるのか? ジョーとメアリーの性生活は?
はたまた、ボブとサハラ、 そしてボブを惑わす”リアル・ブロンド”の女優ケリー・・。
みんなハッピーエンドになるのでしょうか?
私評:すごく粋な映画ですね〜。 ドタバタ映画やドッカーン映画が好きな人は物足りないかも?
ニューヨーカーのお洒落なんだけどダサい、恋と仕事とセックスの話です。ジョー役のマシュー・モディーンが
ダサ・カッコイイ!! オーディションでムキムキのビキニパンツの男がたくさんいる中、一人トランクスパンツで
はしゃいでる姿は超・笑えた〜。 また、この映画はセリフが多いのですが、めっちゃオシャレでテンポが良い。
脇役陣も最高。 エージェント役でいつも忙しそう(ジョーの才能は認めていない)キャサリン・ターナー。
マドンナのプロモビデオの監督スティーブ・ブシェミー、 レストランのマネージャー役のクリストファー・ロイド。
ニューヨーカーの小粋な恋物語を堪能してください。
1999年 : アメリカ映画
監督 : レニー・ハーリン
主演 : サフロン・バローズ、トーマス・ジェーン、LL・クール・J
アルツハイマーの特効薬としてサメの脳に注目していた科学者が、研究の為DNAの
操作まで行ってしまう。 その為に生まれたのは野生の本能はそのままで知力とパワー
数倍アップしたモンスターだ。彼らにより海に建設された施設は破壊され、海に沈んで行く。
そしてこの施設に残された人間たちと3匹のサメの壮絶な戦いが始まった。
一人そしてまた、一人とサメの餌食となって行く。 しかもサメたちは施設の外の
「ディープ・ブルー・シー」に出ることを企んでいたのだ。
果たして人間たちはサメの企みを阻止できるのか? 知力と体力を駆使した戦いは果てしなく
続いていく・・・。
私評:サメの映画といえば、ジョーズを思い浮かべますがこの映画のサメの迫力はジョーズの100倍。
やっぱりCGと言うのは映画を変えましたね。とにかくスピードが違う。それこそ目にもとまらぬ早さで
襲いかかってくる。また、今回は建物の中での追いかけっこが多いので廊下をあの背ビレが追ってくるシーンは
ドキドキだった。 そしてお決まりのドッキリもたくさんあって楽しめます。 サミュエル・L・ジャクソンの
あのシーン(??)は座席から飛びあがりそうになっちゃった、(見た人は分かりますよね??)
試写会場は2階席で見づらかったけど、映画が始まったら目がスクリーンから離せなくて楽しんじゃった。
この映画はもう1度、大きな映画館で見ますよ〜!!
1999年 : アメリカ映画
監督 : サム・ライミ
主演 : ビル・パクストン、ビリー・ボブ・ソーントン
ブリジット・フォンダ
アメリカ中西部のある鄙びた町。父親の墓参りに出掛けたハンクとミッチェル
兄弟とその友人ルー。 ふとした事から彼らは森の中で不時着した飛行機を
発見する。 しかも、その飛行機の中には440万ドルの現金が詰まった
バッグが・・。ハンクはとりあえず金を預かり様子を見ることを提案する。
しかし、借金だらけのルー。職もなくまた、父親の手放した牧場に執着する
ミッチェル。日に日に金への執着が強くなって行く。そしてお互いが
お互いの弱みを握りあい、そして牽制し始めた。バンクの妻サラも現金の
着服には反対だったが、テーブルに積まれた現金の束が彼女の理性をも
奪い去ってしまう。 そしてサラが提案した偽装工作。 この小さなプランが事態を思わぬ方に
転がし始めるとは誰も気付かなかった・・。
私評:これはとても怖い映画でした。 人間の欲とかエゴとか映画では使い古された題材のはずなのに
この映画はちょっと違う角度から切れ込んでいて新鮮だった。 金の力は確かに大きい。 お金だけが
幸せじゃないと口では言っても目の前にそんな札束を見せつけられたら・・、そして貧乏な生活から
脱出できるとしたら・・、またこの金が誰にも気付かれないとしたら・・。 きっとこの映画の観客は
自分の理性を秤にかけることになるのでしょう。 小さなウソを隠す為、そして偽装する為、ドンドン
と膨らんで行く罪。 最初のうちは慎重だったハンク役のビル・パクストンが、だんだんハイになって行く。
そして対照的に妻役のブリジット・フォンダは静かに狂っていく・・。 見た人それぞれが違う感慨を
持つと思いますが、「私は絶対こんなことはしない!」と言い切れる人はどのくらいいるのでしょうか?
私ですか・・、もちろんネコババでしょうね。
1999年 : アメリカ映画
監督 : パット・プロスト
主演 : レスリー・ニールセン、リチャード・クレンナ、
ケリー・レブロック、マイケル・ヨーク
“バイオリンの神様”ライアンは、彼の大ファンの富豪グッヒューと妻ローレン
とのパーティに誘われて出席するが、その夜グッヒューは何者かに殺されてしまう。
その時、ローレンに誘惑されたライアンが部屋に入ると、犯人の攻撃を受けて気を
失い、翌朝気がつくと現場に急行した警察にグッヒュー殺しの容疑者として逮捕
されてしまう。こうして身の潔白を晴らすためにライアンは逃亡するのだが行く先々
でパニックを巻き起こし…。
私評:年をとってからだの動きは悪くなったけど、私は敢えてレスリー・ニールセンをアクション
スターと呼びましょう。 この映画は私的にはめっちゃ面白かったです。 コテコテのギャグの
オン・パレード!! しかし、これをレスリー・ニールセンがやると笑っちゃうんですね〜。
しかも、映画のパロディーシーンがいっぱい。 それを探すだけでも楽しいです〜。
「ER」「タイタニック」「スターウォーズ」「北北西に進路を取れ」そしてここの写真からお分かりの
「ミッション・インポッシブル」・・・、いくつ見つけることができますか??
笑いすぎて腹痛くなっちゃった〜!!
1966年 : フランス映画
監督 : ウィリアム・クライン
主演 : ドロシー・マクゴーワン、ジーン・ロシュホール、フィリップ・ノワレ
最新流行の発信地パリ。 宇宙時代に相応しいアルミ素材のデザインを売り出す為
たくさんのモデルが集められた。 その中でも注目を集めたのがポリー。マグー。
テレビ局はポリーの消費文明を探るドキュメント「お前は誰だ?」の企画を彼女に
持ちこんだ。そして撮影ははじまり彼女の私生活が暴かれ始める。ディレクターは彼女に夢中になってしまうし、
某国の王子まで彼女をものにしようと、刺客を放った。
私評:監督のウィリアム・クラインはモード業界出身の監督。 日本では昨年「ミスター・フリーダム」が
公開され話題になったばかり。 「ポリー・マグー・・」は彼の長編映画の第1作目です。
「ミスター・フリーダム」は第2弾! ファッションは良く分からないのですが、流行しそうな
噂を聞きました。 パンフは見本を見たのですがまるでファッション雑誌。 しかも2100円!!
今回は私は遠慮しました。 主たるストーリーはTVのドキュメンタリー作成なのですが、
その他に色んな画面が挿入される。 お遊びとしか思えないそんな映像も言い換えればオシャレ?
リズムに乗れないと辛い映画かもしれません。 私は「ヘ〜!!」って感じで見てたので
けっこう楽しんじゃったけど・・。
1999年 : アメリカ映画
監督 : カーク・ジョーンズ
主演 : イアン・バネン、デヴィッド・ケリー、ジェイムズ・ネズビット
アイルランドの片田舎でネッド老人は約700万ポンドの宝くじを当てる。
が、しかしあまりの感激にショック死してしまう。 宝くじは当たった本人か
身内にしか渡らないのだが、ネッドは天蓋孤独な男だった。村の仲良しコンビ
ジャッキーとマイケルはこの事実を知り、なんとかそのお金を手に入れようとし
マイケルをネッドに仕立て上げ、調査員を見事に騙しとおす。が、調査員は帰りがけに
近日中に村の人々にネッド本人であることを確認してもらうと言い残して去った。
ついに二人だけで隠し通す訳には行かなくなり、村中の協力を仰ぐことにした。
そして村人全員で賞金を山分けしようと・・。
私評:オープニングの宝くじの当選をテレビで放映しているシーンから笑わせてもらいました。
期待以上の面白さで、満足満足。 主役のじーさん二人がめっちゃ面白い。 いわゆる、ボケと
ツッコミでウォルター・マッソー&ジャック・レモン並の息の合いよう。 また、脇役陣も随所で
笑わせてくれます。ラストは「そんなわけねーだろう」ってツッコミたくなるようなxxx。
(言いません!!) アイルランドの田舎町の美しい風景、海、空もこの映画の見所です。
しかし、最近見たコメディー映画はみんな面白い。 この映画はちょっと毛色が違うけど、
とにかく笑えるし、ジャッキーとマイケルの友情にちょっと感動もしますよ。