9月18日版

 台風の影響で大荒れだった東京で映画館に行ってきました。 しかし、先週は2度目の「パーフェクトストーム」
 そしてやはり2回目の「60セカンズ」、イメージフォーラムで見た「昼下りの情事」を見たため、実際は6本
 見たのですが記事は3つです。 だって、もう1回見たかったんだもーん。

 オータム・イン・ニューヨーク(Autumn In New York)

 2000年 :  アメリカ映画 
 監督  : ジョアン・チェン
 主演  : ウィノナ・ライダー、リチャード・ギア

 ニューヨークにで高級レストランを経営するウィルは、希代のプレイボーイ。今日も女を一人捨て去ったばかり。その夜、ウィルのレストランで誕生日パーティーを開いていたシャーロットと出会う。雑誌の表紙を飾ったウィルを見て、このレストランを選んだのだ。そして彼女は彼に一目ボレ。ウィルも気になる彼女を誘い出した。いつも通りの軽いお遊びと考えていたウィルはいつしか彼女の魅力の虜になって行く。しかし、彼女は不治の病に冒されていて、あと1年の命だった・・・・

 私評:ノニーがめっちゃカワイイ〜!こんな可愛くて素敵なハートを持った女の子がいたら、誰だってイチコロでしょう?(笑) リチャード・ギアはいつものリチャードで私はそれが良かったな。「プリティー・ウーマン」の彼をそのまま引きずっている所が私的にはグッド。話自体は手堅く作ってあるのですが、私は涙には至らなかった。でも、美しいNYの景色を見れたのは大収穫でした。黄色い落ち葉でいっぱいのセントラルパーク、ペントハウスから見下ろす夜景と、自由の女神・・。キレイでした。この二人の歳の差があり過ぎ!と言う意見もありましたが、昨日見た「昼下りの情事」のオードリーとゲイリー・クーパーはもっと歳が離れていましたよ。 ノニーファンは必見です!
 



 ひかりのまち(Wonderland)

 1999年 :  イギリス映画
 監督  : マイケル・ウィンターボトム
 出演  : ジナ・マッキー、モリー・パカー、シャリー・ヘンダースン

 ロンドンでウエイトレスをしているナディアは、伝言ダイアルで恋人探しをしている。今日も理想の相手とは出会えなかった。誰かにそばにいて欲しい・・。しかし、今日も何人かの男から返事が入っていた。今日こそ巡り合えるか? ナディアの姉のデビーはシングルマザーの美容師。自由気ままな彼女は今夜も男漁りに余念がない。末妹のモーリーは臨月を迎えていた。しかし亭主のエディは、何を血迷ったかこの時期に仕事を辞めてしまう。彼女らの両親も愛のない生活を淡々と過ごしていた。そんな彼らの週末の4日間が、騒々しく過ぎて行く。そして新しい1週間が始まる。 きっと何か良いことがありそうな・・。

 私評:すごく映像が粗いのが、最初は気になったのですが、かえってそれが心地よくなる。色褪せた風景のロンドンで、普通の人々の普通の生活と愛情。カメラはとても暖かい眼差しで彼らを追って行きます。登場人物の中の誰に感情移入できるかが勝負ですね。男の私は、モーリーの亭主のエディの気持ちも分かったり、そしてデビーの別れた最低亭主のダンも妙に憎めなかったり・・。 低速撮影でロンドンのネオンを映すシーンは好きだな〜。そしてやっぱりマイケル・ナイマンの音楽が心地良いです。面白かったです。


 チューブ・テイルズ(Tube Tales)

 1999年  :  イギリス映画
 監督   : ジュード・ロウ、ユアン・マクレガー、ボブ・ホスキンス他
 主演   : ジェイソン・フレミング、レイ・ウィンストン、レイチェル・ワイズ

 イギリスの地下鉄「チューブ」をめぐる9つの話のオムニバス。エマは会社帰りに男に声を掛けられる。「帰りはチューブで?」「いいえ、バスです」。「それじゃ、物語は始まらない。チューブに乗ろうよ!」そこに現れた彼女の上司は自分の車に彼女を乗せると、あれやこれやと口説き始める。そしてついに・・。エマは車を飛び出しチューブの駅に掛け込む。彼女を追う上司・・。(Mr.クールより)

 私評:9つの話がそれぞれ、違うテーマでそして違うテンポなのできっと好きな話とキライな話があるはず。一つでも多くの話を好きになれればあなたはラッキー!しかしこの映画のストーリー、アイデアは週刊誌「タイム・アウト」で募集したもの。つまり素人のアイデアに映画のプロが味付けしたんですね。こう言う発想はとても面白い!私的には2つ目の「ホーニー」が一番好き。挑発的なファッションで車内で逆セクハラ的振る舞いをする若い女と乗客の話。興奮しちゃったオジさんが気持ちを沈めるために思い浮かべる映像が笑えた〜。大爆笑! あのゲロネタだけは勘弁して欲しかったな〜。食事をしたばかりだったのに・・。音楽の選曲もとても良いです。そう言えば、「ひかりのまち」でもナディアが「チューブ」という単語を使ってましたね。




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